毎月1回、西棟の3~4歳児さんが行っているクッキング。
今月は、大人でも苦手な人が少なくない魚料理『鯛の煮つけ』に挑戦しました。

今回使うのは、大きな鯛1匹。
なんと、捌くところからスタートです。
鯛を眺めて、触れて、においを嗅いで…いろいろなことを観察します。

スーパーで手軽に切り身が手に入る昨今、お魚丸まる1匹の実物を見たことがない子どもも多いことと思います。
紬木保育園の園児たちも、本物のお魚に興味津々でした。
手触りや生臭いにおいに「くさーい!むにゃむにゃ~」と子どもらしい発言が飛び出します。


まず、うろこを取って…
その後は管理栄養士の先生が捌いていきます。



魚にもみんなと同じ骨や内臓があります。
子ども達は真剣な眼差しで見ていました。
最後に、骨を取り除き…


綺麗な3枚おろしができました!
ここからは、また子ども達の出番。
煮つけにするためみんなで調理開始です。



またまた真剣!
鯛は、捨てるところがないといいます。
身はさることながら、頭やアラは煮たり出汁をとったりできますし、うろこはなんとアクセサリーのパーツに使えるのです。
この日も子ども達が作った煮付けのほかに、給食先生がお吸い物を作ってくれて、どちらも美味しくいただきました。

クッキングでは、目で見て、においを嗅いで、音を聞いて、手で触れて、できたものを味わう…と、五感のすべてを駆使します。
さらに、視覚、聴覚、体感、言語、数といった概念を養うことにもつながります。
クッキングは、まさに概念形成の集大成であるカリキュラムともいえるでしょう。
そして、調理を体験することで、いつも食事を作ってくれる人に感謝の気持ちを持ち、生き物の命をいただくということを改めて感じることもできるのです。
クッキングの後は、みんなで絵を描きました。
十人十色、いろいろな魚が描けました。


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